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映画「陽はまた昇る」
2015年01月13日
ビクターがVHSを開発し、ベータとの開発競争に打ち勝った実話を映画化した2002年の作品です。
VHSという規格も、ずいぶん昔のものになった印象です。
13年前の映画ですが、昨日初めて見ました。もし、当時に見ていたら、もっと違った印象かもしれません。
今となってはなくなりつつあるメディアでも、当時は不可能だと思われていたことに驚きを覚えました。今、こんなに進化していると思っていることでも、すべて積み重ねなのだと納得しました。ビクターが開発したVHSも、過去のメディアを研究して進化したものでもあるのです。ゼロからスタートしているわけではありません。また、不可能だと思って諦めれば、すべてそこで終わり、かならず道は開ける、というメッセージが込められていました。
ネットで、この映画について検索すると、この映画の真髄は主人公の加賀谷事業部長のリーダー性だと書いてあるページがありました。工場全員の名前を覚え、ひとりひとりを説得し、諦めずに励ましたり。上手くいかない苛立ちで工場員同士が取っ組み合いのけんかし、仲裁にはいったり、下請け工場長がどなりこみに来て説得したり。今の時代にそのまま当てはめることはできませんが、十分に活かせるリーダー性だと思いました。
こんなリーダーがいてほしいという理想のリーダー像です。
しかし、この加賀谷事業部長は、実際は軍人出身の厳格な人格だったという裏話があるとか。
U.T
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