先日、音楽のライブイベントに出演しました。
お世辞にも広いとは言えないようなライブハウスで、決してお客さんがぎゅうぎゅうに入った訳でもなかったのですが、共演者さんがどちらもとても格好良くお客さんも非常に楽しんでいた様子で、久し振りに「活動していて良かった~」と幸せな気持ちになるような、心の底から楽しめた素晴らしいイベントでした。
その日来てくださったお客さんが打ち上げ会場で「お客さんが沢山来たとは言えないイベントだったけど、音楽の質と集客は必ずしも比例する訳ではないと思う」云々とおっしゃっていました。
確かに思えば、私が好きな70年代のイギリスのパブロックシーンで活躍されていた方々は、当時バンドの収入だけで日々の生活ができていたようにはあまり思われませんが(あくまで憶測ですし、中には生活してた方もいるかもしれませんが...)、ブームが誕生してから50年経った今でも世界中に愛好家がいらっしゃいますし、今でも一部の人々に刺激を与え続けています。
人によっては「活動しているのならば、売れていなければやっている意味がない」だとか「固定のお客さんを付けて動員を増やさないと駄目だ」だとか、そんな意見もあります。実際に私自身も一部の人にそのような事を頻繁に言われます。
たしかにそのような意見が間違っているとは全く思いませんし、そりゃお金の入る額が大きければ大きい程良いと思います。そして固定のお客さんが増えれば増える程良いと思うのもまた事実です。
集客・収入と自らの表現の追求が両立ができれば一番良いと思うのですが、「どうしたら売れるか」よりも「どうしたら理想の音を出して、音源として残せるか」を優先して考えてしまいます。
これはあくまで私の話です。音楽に問わず、表現や創作活動をしている方々、みなさん目的が違うと思います。
どんな目的であれ、何かしらの活動をされている、もしくはこれから活動をしようとしている方々の何か手助けができれば良いなと思いながら、本日も弊社は営業しております。
T.K
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