■■■■ ダビング、DVDにするかブルーレイにするか ■■■■
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■ SD画質はDVDをおすすめします。
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● SD(標準)画質のテープはブルーレイにダビングしてもHD(ハイビジョン)画質にはなりません。
家庭用のビデオテープVHS・VHS-C・8mm・ベータ・miniDV(HDVを除く)はSD画質です。
ブルーレイは容量がDVDの約5倍ありますので、テープ何本分もまとめて長時間収録は出来ます。
しかし、1本のテープの中で撮影時に時系列が変わる事はあまり有りませんが、複数本のテープをまとめるとディスク内で時系列が変わってしまうこともありますのでお勧めしておりません。
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● DVDとブルーレイでは耐久性に違いがあります。
記録面の保護層が、DVDが約0.6mmに対し、ブルーレイは約0.1mmと非常に薄くなっています。
ディスクに凹凸や傷・汚れが付くと、再生時にレーザー光がうまく記録面に当たらず読み取りエラーを起こしてしまいます。
DVDの不織布ではブルーレイディスクを保管できないのはこのためです。
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● ブルーレイの再生機がDVDの再生機のように普及していない。
最近はテレビ放送などをディスクに焼いて保存するような事は少なくなってきて、DVDレコーダーでもHD映像をHDDに録画でき、またPCもドライブの付いていないものも有り、あまりブルーレイ再生機はDVDほど普及していません。誰に渡しても見てもらえるのは、現時点ではDVDのほうがいいかと思います。
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● ブルーレイにして枚数を減らすことが必ずしも良いとは言えない。
5倍の容量を持つブルーレイに多くのテープ分を詰め込んだ方が枚数も減りコンパクトになると思います。
しかし、そのブルーレイが不注意などで割れたり、傷をつけて読めなくなった時に、場合によっては多くのテープの映像が全く見えなくなってしまうことにもなります。
DVDは容量が少なく枚数は増えますが、そのようなリスクは軽減されます。
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■ HD画質はどちら?
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HD画質は画質を優先するならブルーレイをおすすめします。
HDVのテープや、8cmDVD、SDカード等に記録されているデータはHD画質でブルーレイにすることも出来ます。
保管方法を間違えなければ耐久性も問題ないと思います。
S.Y
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