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ヒスノイズもまた良し。
2021年03月18日
一般に最も知られる戦前ブルースマンの一人であるロバート・ジョンソンの最新のリマスターは、以前のCDに比べて高域のノイズが多いですが、楽器や歌が80年以上前の音源とは思えないほどリアルに響きます。
一昔前はアナログテープのヒスノイズなどは毛嫌いされていた感がありますが、LPやカセットテープの再評価の気運も関係するのか、ノイズに対する考え方・感じ方もプロも含めて変わってきているのかもしれません。
当社ではカセットテープからオーディオCDやMP3などに変換するサービスを行っていますが、吹奏楽やオーケストラなど、ホールのような良い環境で録音された「カセットテープの音はこもっている」という先入観を払拭するような素晴らしい高域の伸びのある音に出会うことがあります。
EQやプラグインでヒスノイズを軽減することは可能ですが、やはり音楽的な響きまで損なわれてしまうことが多々あります。なので極力音質はいじらないほうが良いのかな、と最近考えています。
Y・R
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