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川
2021年01月20日
年明け1冊目に読んだ本は永井荷風の「濹東綺譚」です。
昭和初期、隅田川付近の私娼街を舞台にした男と女のお話。
これといったストーリーがある訳ではなく、作家の男と私娼街の女の出会い、別れが淡々と描かれた作品です。
内容云々ではなく、室生犀星にも似たような淡い雰囲気の小説があったような。タイトルは忘れましたが。
随所の隅田川の描写が印象的でした。
影響されやすい性格なので、未だ訪れたことがない隅田川に憧れを持ちました。
先日、娘と自宅近くの多摩川の河川敷へ散歩しに行きました。
空気の澄んだ晴れた日だったので、向こう岸の後ろ側に富士山が綺麗に見えました。
浅瀬にあった朽ちた流木の上にカワセミが止まっていて感動しました。
影響されやすい性格なので、やっぱり多摩川が一番だなと思いました。
T.K
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