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虚空遍歴
2020年11月24日
友人にお薦めされた山本周五郎の小説「虚空遍歴」を読んでいます。
江戸時代、売れっ子ながらも現状の自らの芸に不満を頂いている浄瑠璃師・中藤冲也(ちゅうや)が時代や社会の流れに流されまいと踏ん張り、悪戦苦闘しながらも真の芸を探す物語です。
私も趣味でバンドをやっているので、物語の節々に響く言葉が散りばめられていて、読んでいてとても刺激になります。
共感できる部分も多々あり、特に主人公が自らの芸について苦悩している場面では深く共感してしまいました。そして悩みに悩んで酒に飲まれて破れかぶれになっている姿はまるで昔の自分を見ているようです。笑
上巻・下巻から成る長編小説で、先日やっと下巻に入ったばかり。
この先どんな展開が待ち受けているのかわくわくします。
T.K
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