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難儀なHDV
2019年06月3日
家庭用のハイビジョン画質の記録メディアで、テープベースといえばHDVが(ほぼ唯一?)挙がりますが、当社でもDVDへのダビングをご依頼いただくことがままあります。ただ悩ましいのが映像がフリーズしたり、全く映像が出なかったり、ヘッドが目詰まりを起こすことが頻繁にあることです。ヘッドが傷んでくるのも、同じテープを使用するminiDV(DV規格)のカメラより遥かに早いです。ちなみに、Wikipediaで「HDV」のページを読むと、「HDVは映像圧縮方式の違いから、DVと比較してデータエラーによる映像欠落の影響が大きい。」との記述があります。
HDDやフラッシュストレージなどに記録するハイビジョンビデオカメラの普及の影で、HDVが比較的短命だったのはそのようなことに起因するのかもしれません。
当社ではデッキ・カメラを数台備えていますので、1本まるまる映像が出ないということはそんなにありませんが、トラブルの多いメディアなのは確かです。DV端子接続で取り込むとアナログ出力よりフリーズや音が途切れる頻度が高いので、基本的にアナログ出力(SD画質)でダビングを行っております。
Y・R
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