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お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました
2016年04月14日
ちょっとショッキングなタイトルですが、80年代を代表するパンクバンド、ザ・スターリンの元ボーカル・遠藤ミチロウさんの曲の題名であり、現在関西や名古屋などで公開中の同氏のドキュメンタリー映画のタイトルでもあります。
京都のシマフィルムさんが製作し、京都では同社が運営されている立誠シネマ(旧・立誠小学校)にて上映されていて、先日の日曜日にミチロウさんの舞台挨拶つきの上映があり、行ってきました。この日はザ・スターリンやミチロウさんのファンと思しきお客さんを中心に、満員の大盛況でした。
2011年、ミチロウさん還暦の年に撮影、スターリンの期間限定復活ライブに始まり、東日本大震災(ミチロウさんの出身地は福島県二本松市、ガイガーカウンターを手に郷里を訪れる姿も)を挟んで、全国を旅しながら続けている弾き語りライブや、大友良英さんらと立ち上げた東北復興支援のライブイベント、そして福島の球場で開かれた再度のスターリン復活ライブでクライマックスを迎えます。
ザ・スターリンはライブで客席に豚の臓物を投げるなどの過激なパフォーマンスで有名でしたが、ミチロウさん自身は大変物静かで、映画の中で実家を訪れた後、お母様に帽子をとって深々と頭を下げられる姿が印象的でした。
ちなみにお母様は、福島でのスターリン復活ライブで初めてミチロウさんの曲をお聴きになったそうで、タイトルになった曲はどうもご存知で無いそうです。「この映画見たらぶったおれるかも・・・」とご本人も苦笑気味。でもこの曲、とてもいい曲なんですけどねえ・・・、みなさん機会がありましたら、是非。(2012年の映画「莫逆家族」では挿入曲に使われていました。)
Y・R
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