パソコンで閲覧するPDFファイルやExcelファイル、動画ファイルなどを収録したCD-ROMやDVD-ROMを弊社で複製(コピー・プレス)をお考えの方で、WindowsのExplorerでマスタディスクを作成するのは、ちょっとお待ち下さい。
たしかにこの方法が一番お手軽にディスクを焼く方法ですが、弊社でコピー・プレスするにはディスクアットワンス(Disc at once・DAO)という形式で書かれたマスタディスクが必要であり、Explorerではこの条件を満たすディスクは作成できません。
ディスクアットワンスとはディスクに1回のみ書き込みを行い、その後追記(空き領域に追加でファイルなどを加えること)できないようにクローズ処理(ファイナライズ)する形式です。
PCに未使用のディスクを挿入しExplorerでアイコンをクリック、またはファイルをアイコンにドラッグすると下図のような窓が出ます。
上のラジオボタン「USBフラッシュ・・・」がデフォルトで選択されますが、この形式はファイルの追記だけでなく書き換えもできる形式で「パケットライト」とも呼ばれます。これで作成したディスクは複製は全くできません。
じゃあ下の選択肢ならええやん?って感じですが(「マスター」て書いてるし)、これで作成するとクローズ処理がされないため、追記可能な状態になってしまいます。これを元にコピーすると、コピーしたものも追記可能です。プレス工場はこのようなマスタは受け付けてくれません。
「じゃあどうすればいいの?」と聞かれるとディスクライティングソフトで書き込んでください、ということになるのですが、近年のPCにはこのソフトが付属しておらず、PCの買い替えでお持ちでない方が多いです。
なのでこういったマスタをお持ち込みの場合、弊社で作り直しさせていただくことが多々あるのですが、フリーのライティングソフト「Imgburn」を使ってご自身で作成してみることもご提案いたします。ライティングソフトとしては万能、というくらい基礎的なことが的確にできるソフトなのですが、その分選択項目などが多くとっつきにくいところがあるので、次の機会になるべくわかりやすく解説してみようと思います。
Y・R
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