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水害とビデオカメラ
2023年08月4日
30年前の夏、鹿児島県は連続的な豪雨に見舞われ100人を超える犠牲者が出ました。特に8月6日の集中豪雨は「8・6水害」として今も記憶されています。現地の民放局MBC(南日本放送)の長寿番組「どーんと鹿児島」の特集放送で当時の取材テープ等から構成した番組が現在Tverに上がっていて(8月10日配信終了)、思わず見入ってしまいました。
交通が分断され、テレビ局自体が浸水の危機に直面するなか、個々の現場で8ミリビデオやVHS-Cなどで撮影された視聴者提供の映像の多さが一番の驚きでした。現在の携帯電話ほどではありませんが、家庭用ビデオカメラが一般に普及してきた当時だからこその貴重な記録と思います。
近年は大規模水害が全国の何処かで毎年のように起こるようになってしまいました。住んでいる地域の弱点を踏まえ今後に備える上で、このような映像アーカイブの重要性は高まっていると思います。
Y・R
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