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実はかなり、怖い話です。
2020年12月23日
米配信大手NETFLIXがいかにして設立から現在の規模に成長していったかを元CEOなどに取材したドキュメンタリー映画が劇場公開されています。先日見に行きまして、ライバル企業の盛衰が興味深かったです。
1998年、当時出回り始めたDVDの宅配レンタルビジネスをスタートしたNETFLIXは、月ごとの定額料金(サブスクリプション)・延滞金不要などの新しいビジネスモデルで、店舗型レンタル企業からシェアを奪って急成長します。
危機感を感じた大手企業ブロックバスターは、さらに安い価格設定と、実店舗を生かした返却システム(ネットで借りて店舗に返す、店舗で借りても無料、というかサブスク料金に込み)でオンラインレンタルに参入、新興企業のNETFLIXは窮地に陥ります。
ところがブロックバスターは、自壊の道を歩んでしまいます。ITに理解のない株主側とCEOが対立、実店舗経営にこだわるトップに交代しオンラインから撤退しました。その数年後の2010年にブロックバスターは倒産、全米の殆どの店舗は閉店してしまいました。
このままシェアが逆転していたら、・・・、現在のコンテンツビジネスはどうなっていたのでしょう???。
Y・R
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