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時は過ぎゆく
2020年07月10日
先日(といっても2ヶ月前ですが)娘が2歳になりました。
寝返りするのも歩き始めも遅く心配だった娘も、今じゃ私が帰宅すると絶叫しながら走って迎えに来てくれるようになりました。
言葉もだいぶ通じるようになり、コミュニケーションもかなり取れるようになってきました。
それに伴い生意気な部分も出てきましたが、そこもまた成長を感じます。
娘を連れて出掛けると、ついお菓子やガシャポンを買い与えてしまうことが増えてきました。
私は小さい頃お菓子やおもちゃをあまり親に買ってもらえませんでした。なので娘にもその方針で接しようと心に誓ったのは娘が産まれた2年前。2年で無残にも崩壊しました。3歳からは方針を復活させたい次第です。
話は変わりますが、田山花袋の「時は過ぎゆく」を読みました。
江戸時代下級武士だった主人公夫婦の明治維新~大正時代までの人生が誇張されることなく、ただただ淡々と描かれた作品です。自然主義文学特有の読み終えた後の何とも言えない虚しいような侘しいような感じがひとしおでした。
作中に書かれていて印象的だったのが「時の流れに逆らうことはできないのが人生の習わし」だということです。
ごく当たり前のことですが、たしかにそうだよな、と。時に逆らうことはできません。なので人生を顧みる必要もそこまでないのかもしれません。これからも毎日少しずつ成長していく娘と向き合って、先だけを見て過ごしていこうと思います。
T.K
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