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マルチシステム(PAL/SECAM/NTSC)のBetamaxデッキ
2020年01月9日
京都社では先日、PALやSECAMに対応したマルチシステムのβ(ベータ・Betamax)のデッキを購入しました。当然ながら古いもの(1984~5年ごろ?)でしたがあまり使用感はなく、NTSCのテストテープ再生・PALでの自己録再は問題なくできましたので、βの変換ダビングも受付できるようになりました。
国内メーカー製で操作ボタンなどの表記は英語ですが、天板の説明書きなどにアラビア文字が多いので中東向け輸出用のものかと思われます。
「戦乱商人―マグレブに乾杯!中近東ビジネスの勝者たち」という、中東やヨーロッパでソニーの役員を歴任された方の本によると中近東では家庭用ビデオとしてベータがかなり普及していたようです。80年代、商社などで当地に駐在された方は現地機材で録画されたテープをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
エジプトやモロッコ、サウジアラビア、イランなどはSECAM、トルコやアラブ首長国連邦などはPALが現地の放送方式/ビデオ方式です。詳しくは「世界のビデオ方式」をご覧ください。
Y・R
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