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DV
2019年12月20日
DVDでも、DVCAMでもminidvでもなく、DV(ドメスティック・バイオレンス)の話です。
今秋、大阪・神戸など関西一円の映画館でアメリカのドキュメンタリー映画の監督、フレデリック・ワイズマンの特集が組まれ、先週より京都でも公開が始まりました。今夏公開の新作「エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館」公開時も3時間超の作品に関わらずお客さんが絶えず、今回の特集上映もほぼ満席の回も出るほど。
日曜日、京都みなみ会館に「DV」「DV2」を観に行きました。トータル約6時間の長尺で、この監督独特の、ノーナレーション・ノーインタビューでテロップ説明も劇伴もない演出にかかわらず、というよりだからこそ、観始め把握できなかった被害・加害の関係性がクリアに見えてくる知的快感がたまらなく、没入してしまいました。
特集上映は残すところ1週間となりましたが、機会がありましたらぜひワイズマン作品を体験していただきたいです。
Y・R
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