先日自宅でレコードを聴いていたところ、曲のキーがいつもより低く感じました。
感じました、というより明らかにキーが低い。どうやらプレイヤーの回転数がおかしくなったらしい。
10年以上前に上京してすぐに購入したレコードプレイヤーですので
「とうとうコイツにも寿命が来たかぁ」と愕然とするのと同時に"買い替え"の文字が頭をよぎりました。
しかし安物のレコードプレイヤーと言えども、付き合いが10年以上も超えると自ずと情が湧いてくるのが人間の性。
ネットで「レコードプレイヤー 回転数 修理」で検索しました。
するとどうやら自宅の機種でも回転数を調整できるっぽい。なんと裏側に回転数を調整する小さいツマミがありました。
ついでにレコードプレイヤーの回転数を調べるスマホアプリの存在も知り、早速ダウンロード。便利な世の中ですね。
回転数を調整するツマミをいじり、アプリを起動したスマホをターンテーブルに乗せてぐるぐる。回転数が速いので、またツマミをいじり、アプリを起動したスマホを乗せてぐるぐる。今度は遅い。ぐるぐる。速い。ぐるぐる。まだまだ速い。ぐるぐる....
(スマホがレコードプレイヤーの上でぐるぐる回転している光景がなんともシュールで滑稽でした)
こんな感じでようやく回転数が合ってきました。先程聴いていたレコードを聴き直すといつも通りのキーに。
ほっとしたのも束の間、45回転は回転数が合っても、33回転だとどうも回転数が合わないのです。合ったとしてもすぐにおかしくなります。
また振り出しに戻り、プレイヤーの裏側にあるツマミをいじることに。
ツマミが裏側にあるので、いっそプレイヤーを裏側にしてみるとターンテーブルが外れてしまい、その拍子にプレイヤー内のゴムが出てきました。
そのダルダルに伸び切ったゴムを見て一目で「ああ、コイツが原因だな」と察し、その場でレコードプレイヤー用のゴムをネットで注文しました。
調べてみたところ、レコードプレイヤーのゴムは1年程で交換するのが目安なんですね。10年以上働かせてすみません。しかし我が家のレコードプレイヤー自体はまだまだ現役なようで一安心です。
T.K
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